2011/02/04

古本に関するお話

中古の本を買うと、時々見つけるモノ。
前に読んだ人が文章のわきにひいた線。

その文章がその人にとって、なにか特別な意味をもったのかと思うと興味深い。自分との価値観の違いを感じたり、それによって人間の多様性を認識出来たりする。世の中には色んな感覚をもった人がいるんだなあー、ふふふ、だなんて考えるのがおもしろい。
消してから売りに出すのがマナーだとは思うけれど、あの線は中古の本を購入するうえで、ひとつの楽しみになりつつある。

だが、複数の友人にこのことを話すと否定的な答えも返ってきた。本を読み進める中での障害になるらしい。気が散ってしまい、内容に集中出来なくなることが嫌なのだそう。
今のところわたしの周りでは、4:6くらいの微妙な割合で他人がひいた線は好ましくないと感じる人が多い。
ふむふむ。
なんでもない議題だけに、モノや他者に対するその人の本質が少し見えるのではないか?と深読みしながら、これからもこの質問をたくさんの人にぶつけていきたい。

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