2011/02/25

『Elephant』

シネセゾン渋谷でクロージング特別上映されていた『Elephant』。
わたしの一番好きな映画ですね。映画館で観ると尚良し。

最初に観た時は、とにかく人物の後ろ姿を追っている時間が長い!と
感じた。だが、ふともう一度観たい、また観ようかなと回数を重ねる
度にそのカメラワークがしっくりくるようになった。もともと映像の
色合いや、キャスティングなどには好感をおぼえていただけに、ます
す良いねーとハマった。すぐにガス・ヴァン・サントのDVD BOX
を購入したくらい!!

扱っている題材がコロンバイン高校での銃乱射事件なだけに、万人に
薦められる作品ではないけれど、好きになる人は少なくないと思う。

登場人物ひとりひとりへの見方に偏りがない。
それはのちに犯人となる人物らも例外ではない。
時間は過ぎ、その時がくる。


余談だけれど、John Robinsonのこの髪型が大好きです。
目にかかる前髪を頭をふって、さっと流す行為が好き。

さてさて

祖父母のいる長崎に行ってきました。
3泊4日と短い時間の中で少しは祖父母孝行できたかなっ。

前回はマイナスな投稿をしましたが、今はもうやるべきことが次から次へと押し寄せてきている状況なので、それに従い前へと進んでいます。頭はついて行ってるけれど、気持ちの整理はつかぬままといったところでしょうか。ううーん。

2011/02/10

non title

2月に入ってからのわたしはますます不安定で、浮き沈みが激しく、それでもやることはやらなくては・・と、もがいています。映画館にてなんでもない予告をみただけで、感情がうまく処理出来ず目頭が熱くなったり、朝方は夢にうなされたり。でも友人に会っている間はそんなこと吹き飛んでいて。
こんな自分の今を誰かに伝えたいけれど、誰にも知られたくない。
ひとりでいたいのに、誰かと一緒がいい。一緒じゃなきゃ不安。

あたまもココロも矛盾だらけです。
今までで一番崩壊中です。情けないです。心も狭くなってて。

なんとかするけどね。

リリカル

映画『名前のない少年、脚のない少女』
痛々しくも、リリカルで美しい。
ガス・ヴァン・サントを思わせるブラジルからの新しい才能!

んん?ガス・ヴァン・サントを思わせる、だと?!!
そりゃ注目です。でも自然とハードル上がってしまうなあ。うーむ。
『名前のない少年、脚のない少女』、切り離して観ないとね。


あああ、更新が映画についてばかりだ。
他のことについても書こう描こう。

『somewhere』

今日『ヤコブへの手紙』の前にやっていた予告で気になった映画。
ソフィア・コッポラが監督だからというのは特に関係なくて、なんとなーくピンときた。うまくハマるかどうかは微妙なところだけど。
『ヤコブへの手紙』はやはりフィンランド映画というだけあって、寂しい悲しい印象が残った。あたたかい部分のある話なんだろうけど、全体を通してみるとどうしてもフィンランド特有と言ってもいいかもしれない暗さが光る。切なさとか、やるせなさだとか、カラダにじんわり染みてくるような映画だった。

『アンチクライスト』、『冷たい熱帯魚』も観たいなあ。
全部チェック出来るかし。

オフィシャルサイトへはこちら

シャルロット・ゲンズブールはもうこの手の妻役がしっくりくる歳か
あ〜。やっぱり『恋愛睡眠のすすめ』の時が好きだったなあ、や、あ
れは作品が好きなのか。『スパイダーマン』のゴブリン役でおなじみ
のウィレム・デフォーが相手です。

今度は何分の映画なんでしょっ

なんだかこの2本には共通項がある気がするのです。

2011/02/04

フィンランド語


試写会当たっていたのに行けなかった映画、『ヤコブへの手紙』。
手紙ってワードが入っているだけで、観にいかなくては!と思うのだけど、さらにフィンランド映画となると観たさが増す。フィンランド語は響きがかわいい。実際にフィンランドに向かう飛行機の中で、ネイティブの話すフィンランド語をきいた時には嬉しくってにやにやしてしまった。

高校生のとき、勝手にフィンランドに運命を感じ始めたわたし。抜群のタイミングで『かもめ食堂』『ヘイフラワーとキルトシュー』を観てもっと好感を覚えた。


marimekkoといい、フィンランドにはずぅーっと惹きつけられそ。

TÜBO CAFE

TÜBO CAFEの話をしよう。
そこはわたしが4年間の八王子生活の中で、もっとも通い長い時間を過ごしたカフェである。
ご飯を食べるのはもちろん、読書をするのも手紙をかくのも、課題をするのも友人と飲むのもここだった。TÜBO CAFEごと引っ越ししたいくらい落ち着ける場所で、貸し切りパーティーになっていたりすると凹むくらい好きな場所である。

平日の14時頃にはいつものおじさんが来る。彼は平日なら何曜日でも毎日来ていて、TÜBO CAFEへ通う常連中の常連である。Larkのタバコ片手に、ずっとなにかをノートに書いている。新聞を書き写してボケ防止に努めているのではないか、とわたしは踏んでいるのだがまだ真相はつかめていない。書き写しているのは確かなのになあ・・・。まあ、なにはともあれ、このおじさんウォッチングを、近くの席・遠くの席関係なく続けている。彼は昨年の7月くらいまでは、17時頃になるとトイレへ行き帰っていっていた。最近は16時にはもう帰ってしまうことが多くなり、せっかく平日に行っても見られないことが増えた。早めに行かなくっちゃ。
カフェから出たおじさんに、偶然出くわしたことがあって後をつけてみたのだが、彼はまっすぐ駅へ向かい、中央線の東京方面行きのホームへおりて行った。おじさんは毎日電車で通っているのか?!謎は深まるばかりである。

はうぅ、TÜBO CAFEの話がおじさんの話になってしまった・・・。
カフェの話も入れておきましょうね。


ランチメニューはほとんどが日替わり。値段は680円前後でフリードリンク付き!!17:30までコーヒーやお茶が飲み放題なのはホントに嬉しい。ついつい長居してしまうのは、これがあるから。
店内は全席喫煙OKなので、ソファーに座ってプカプカ。
読書中に寝てしまったこともしばしば。
おもしろい歌詞の曲が流れてくることもときどき。

最近シーフードグリーンカレー食べてないな〜。おいしかったのに、
もう日替わりカレーで出ないのかしらっ。

明日か明後日、また行こーーっと。
憩いまくろーーっと。


憩いまくるといえば、この映画『全然大丈夫』。

古本に関するお話

中古の本を買うと、時々見つけるモノ。
前に読んだ人が文章のわきにひいた線。

その文章がその人にとって、なにか特別な意味をもったのかと思うと興味深い。自分との価値観の違いを感じたり、それによって人間の多様性を認識出来たりする。世の中には色んな感覚をもった人がいるんだなあー、ふふふ、だなんて考えるのがおもしろい。
消してから売りに出すのがマナーだとは思うけれど、あの線は中古の本を購入するうえで、ひとつの楽しみになりつつある。

だが、複数の友人にこのことを話すと否定的な答えも返ってきた。本を読み進める中での障害になるらしい。気が散ってしまい、内容に集中出来なくなることが嫌なのだそう。
今のところわたしの周りでは、4:6くらいの微妙な割合で他人がひいた線は好ましくないと感じる人が多い。
ふむふむ。
なんでもない議題だけに、モノや他者に対するその人の本質が少し見えるのではないか?と深読みしながら、これからもこの質問をたくさんの人にぶつけていきたい。