2010/12/06

『ノルウェイの森』

先日、試写会に行きました。
以下は直後の感想ケータイメモ。

やっぱり日本人と外国人では感情の表し方が違うと感じた。あと音や
音楽が気になった。そこは静かにしていて良いのになあーって。作品
や人物に移入しようとしても、止められている拒まれている印象とい
うか・・・。音楽のボリュームが大きすぎて台詞も所々聞き取りづら
かったりもした。
そんな中でも一番気になったのは直子役の菊池凛子の嗚咽と喘ぎ声。
あれで大分わたしは冷めてしまった。日本人の感情の出し方ってその
まま気持ちをおもてに表すよりも、制御したり我慢が入ったり感情を
押し殺すような部分があると思う。そこがズレていたのかな。観てい
て海外向けだと思った。(まあもっとも監督が外国の方なのだから、
方ないけれど)だからなのか直子が死んだ後のワタナベと海の連続
カットで笑ってしまった。どうもクドくって。
それと原作に忠実なわけではなくて、けっこう重いシーンが違う風に
演出されていた。原作ファンからしてみれば、あまり好ましい脚本・
演出とは言えないかもしれない。

総合的にわたしにはあまり響かなかった。原作の冒頭部分も入れてほ
しかったかな、あれがあればまた20年後にも観てみたいと思える気
がする。
それにしても、わたしの20と21歳が過ぎてしまっているのは少し
ばかり残念だ。ほんの1年前のことではあるのだが。


なんてつらつらとメモしていました。
偉そうに(笑)

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