2011/04/11

一ヶ月

少しずつ、3月11日からの一ヶ月を振り返ってゆこうと思う。
あの地震の後、卒業もしたし、引っ越しもした。
不安定すぎた2月に比べて、今は、自分のいる場所の基盤が出来てきたように感じる。

3.11 地震
14:46 わたしは新宿にいた。ちょうど新居の鍵を受け取った直後で、14階からエレベーターで降りトイレに立ち寄ったところであった。荷物を持って出ようとした時地震の揺れが大きくなったのだが、最初はめまいがするな〜なんて思った。でも、ただならぬ音と続く揺れ、ロビーからの悲鳴で事態の大きさがわかった。

呆然とする警備員。
ビルから飛び出してゆく人々。
叫ぶ受付嬢。
ガラス張りのロビーを見つめた。割れないで。早く止まって。

揺れが一旦止むのを待って、外へ出た。なんだか瞬間的に、阪神淡路大震災でのことが今までで一番鮮明によみがえってしまった。パニックを起こしてしゃがみ込む。目を閉じると尚更あの日の光景が見えてきて、恐怖、それしかない。幸い、ひとりではなく一緒にいてくれる人が居たため、自分を保つことが出来た。

写真を撮った。
ほとんど覚えていないけれど、これは阪神とは違う、そんな思いがあった。


つづきはまたあした